今まで基本的にはPBR0.5みたいなディープバリュー銘柄を中心にさわってきたのだけどインフレ時代に資本コストを考えたらはたしてディープバリュー銘柄にPF偏っているのはいいのか?の思いがおきて
今回和弘食品、WTOKYOとPBRよりも将来の成長を期待してPFに組み込んでいる。
これまでのマルチプル係数はとにもかくにもわかりやすいのが自分としてはよかったのだが、成長期待の場合はDCF法でちょっとめんどくさい。ざっくりとした数字で判断できるように自分用の定義として記載
資本コストは10%
永続成長率は成長率ー10%で計算
現在株式価値をA,税引き後営業利益をXとした場合
成長0% 理論上株式価値=A+7X
5% A+10X
10% A+15X
15% A+20~25X
税率をいちいち計算めんどくさいのでX=0.75営業利益とする
安全域を考え、この0.6倍程度がお買い得ポイントと考えてみる。この定義でいろいろな銘柄を見てみる
ディープバリュータイプ
3106 クラボウ
A=540億 X=80億*0.75=60億 期待成長0%
とすると540+420=960億 が期待値 現在の時価総額500億は55%程度。 安い
5121 藤倉コンポジット
A=210億 X=40億*0.75=30億 期待成長むずかしいところであるがいったん頭打ちとみて0%とみる
210+210=420億が期待値 現在330億 80%ほど
6360 東京自働機械
A=45億 X=9.5億*0.75=7億 0%成長とする
45+49=94億 現在39億 40%ほど 安い
5805 SWCC
A=250億 X=110億*0.75=82億 会社計画では10%成長だが5%と見てみる。
期待値250+820億=1070億 現在830億 80%ほど
なお期待成長を10%とみれば1470億の期待値となり現在は57%となる
9159 WTOKYO
A=5億 X=8億*0.75=6億(のれん償却前採用) 成長10%とみれば
期待値5+90=95億 現在62億 65%ほど
成長期待を15%とみれば期待値は5+120=125億で50%ほどとなる。
2813 和弘食品
A=17億 X=10億*0.75=7.5億 中計から成長期待10%とみると
期待値17+113億=130億 現在75億 60%ほど
それなりにしっくりくる感触はある、もう少しほかの銘柄もみながら。
今後はこの成長性を加味したマルチプルで考えてみる。