株 新指数で色々見てみる

品川リフラ

A=315億 X=140億*0.75=105億 いったん成長0とみて

期待値315+735億=1050億 現在800億 80%ほど

5%成長とみれば期待値1350億で60%ほどになるが、シクリカル系の期待値をどうとるのかは難しい。

中北製作所

A=160億 X=9億*0.75=6.7億 成長0とみると

期待値160億+45億=205億 現在 114億 55%ほど

指数として安い安くないはでるが、割安なものを買えばいいではない。

ずっと割安、ないし、株価があがらないのに割安でなくなるリスクがある

安い(60%以下)株が上昇する条件は

1 60%評価が70%評価などになる

きっかけ: 配当率の見直し、中計で還元策、成長路線発表などなど

2 Xが成長する

1年間15%成長する銘柄の場合、

たとえばWTOKYO

今年5+6*15=95億 

来年5+6+6.6*15=110億 

期待値成長率15%ほどで資本コストより上になる。

Xが成長すると毎年期待値があがっていき、株価はあがっているのにずっと割安株であるとなる(これが最高ランクのバリュー株という認識)

これに対して

中北製作所のような銘柄は

今年160億+45億=205億 が期待値だが

来年166+45=211億 が期待値となり期待値成長率は3%程度で資本コストに大きく劣化する。こういう銘柄は最長5年で60→75%の様な評価替えがおきないと資本コストに負ける。ここがディープバリュー株最大の悩み。

なのでここを触る時は

・評価替えがおきるイベントがあるかないか を常に考えること。

追記

中北タイプと東京自働機械タイプとWTOKYOタイプの3年後期待値を考えてみる

中北    現在期待価値 205億 

      3年後226億 110%

東京自働機械 現在期待価値 94億

       3年後115億  122%

WTOKYO 10%成長期待の場合

     現在95億

     3年後134億(10%成長してかつ3年後も今後の成長期待率が10%のとき)   141%

こう考えると王道はやはり将来ふくめ成長する銘柄。配当で株価をつっている銘柄は目先良さそうでも期待値で考えると現金よりはよいが投資先としてよいわけではない。

ただし10%の成長期待値が前提なので期待が裏切られて0%成長になった場合はWTOKYOの場合は94億→47億と半減する。本当に成長期待値があるのか?

今期たまたまよかっただけでないのか?ひたすら深堀が必要。

割安株とは何か再考

今まで基本的にはPBR0.5みたいなディープバリュー銘柄を中心にさわってきたのだけどインフレ時代に資本コストを考えたらはたしてディープバリュー銘柄にPF偏っているのはいいのか?の思いがおきて

今回和弘食品、WTOKYOとPBRよりも将来の成長を期待してPFに組み込んでいる。

これまでのマルチプル係数はとにもかくにもわかりやすいのが自分としてはよかったのだが、成長期待の場合はDCF法でちょっとめんどくさい。ざっくりとした数字で判断できるように自分用の定義として記載

資本コストは10%

永続成長率は成長率ー10%で計算

現在株式価値をA,税引き後営業利益をXとした場合

成長0% 理論上株式価値=A+7X

  5%   A+10X

  10%  A+15X

  15%  A+20~25X

税率をいちいち計算めんどくさいのでX=0.75営業利益とする

安全域を考え、この0.6倍程度がお買い得ポイントと考えてみる。この定義でいろいろな銘柄を見てみる

ディープバリュータイプ

 3106 クラボウ

A=540億 X=80億*0.75=60億 期待成長0% 

とすると540+420=960億 が期待値 現在の時価総額500億は55%程度。 安い

5121 藤倉コンポジット

A=210億 X=40億*0.75=30億 期待成長むずかしいところであるがいったん頭打ちとみて0%とみる

210+210=420億が期待値 現在330億 80%ほど

6360 東京自働機械

A=45億 X=9.5億*0.75=7億 0%成長とする

45+49=94億 現在39億 40%ほど 安い

5805 SWCC

A=250億 X=110億*0.75=82億 会社計画では10%成長だが5%と見てみる。

期待値250+820億=1070億 現在830億 80%ほど

なお期待成長を10%とみれば1470億の期待値となり現在は57%となる

9159 WTOKYO

A=5億 X=8億*0.75=6億(のれん償却前採用) 成長10%とみれば

期待値5+90=95億 現在62億 65%ほど

成長期待を15%とみれば期待値は5+120=125億で50%ほどとなる。

2813 和弘食品

A=17億 X=10億*0.75=7.5億 中計から成長期待10%とみると

期待値17+113億=130億 現在75億 60%ほど

それなりにしっくりくる感触はある、もう少しほかの銘柄もみながら。

今後はこの成長性を加味したマルチプルで考えてみる。

9159 WTOKYO

これまで基本、資産バリュー銘柄を主戦場に分散投資してきたので大儲けはできていないが、大怪我もせず20年超東証カジノで生き延びてきたのだけど、資産バリュー投資や配当株投資では常に

・上がったとしてどこで売ればいいの?

・株価あがって配当率下がったら売るの?売らないの?

問題に悩まされてきて最近は

「基本買ったら売らなくていい株」への投資にあこがれており。

ただそれには

・競合がいないor入ってこれない

・基本シェアno1というかオンリー1

・その商売が業界ごと消えたりしない

いわゆる堀がある、企業希望なのだけどそんなうまい話しごろごろあるわけもなく。

・堀と言われていたものがただの蜃気楼でばったり成長止まって高評価から一気に株価死んだキラキラグロースをリーマン時の不動産テック含め嫌というほど見てきたわけで。ここで自分のようにじっくりもちっぱ戦略だと簡単に株価は90%減とかになる。資産バリューではやらかしてもせいぜい30%減だしベットが資産なので資産毀損さえしていなければ数年でもどるだろ戦略がとれるがグロースではそうはいかない。

というわけで回避してきたのだけど今回

9159 WTOKYO をPF組み入れ

上場して5ヶ月の新興銘柄と、今までの自分なら検討すらしなかったであろう銘柄。

グロースにベットで買ったので基本永遠保有が前提。これが資産バリュー投資との違い。永遠保有できるのか?という疑問にできる、と思った理由を今後の確認のため記録。

1 まず地方の若者を集客できるイベントとしての力が段違い。その割に箱物は安くて個人のモデルに頼っているわけではない。地方にとってもPRの場として非常にありがたい→営利企業イベントなのに公費補助がでるしご飯屋台や地元特産品売り場、紹介の場として地元企業をタダどころか場所代とって利用できる。

2 本拠地の東京でのTGCのほかに地方でTGC〇〇を開ける(むしろ地方自治体から来てくれ状態)ので1年間で2~3県として数年ごとに相撲の巡業のような感じでまわしていけば飽きがこず、次来てくれるのいつかな状態にできる。国から地方創造しろと言われても何をしたらいいかわからない地方はこういうのに絶対頼る。若者対象+集客力+既存の箱もの 地方案件独占するんじゃ?まである。

3 イベントだけでなく実際に「広告の場所」となる。広告費のお金がTVCMからネット広告に移っている現在、確実に多数の若者がみてくれるネット配信などでのこの場所へは「協賛」として「広告費」が今後がんがん落ちるはず。

4 NTTドコモと組んでいるのも良し。

バリュエーションとして当初の3000円→時価総額75億 

高値7000円→175億

現在2200円→60億

のれん償却前で8億のCFが見込める現在、時価総額60億は高くないと思った。

5 浮動株40万株? 株主優待で500株でTGCプレミア会員とかなれば限定800人 100株としても4000人 優待発表でプラチナチケット化するんじゃ?

(永続的な広告プラットフォームとしての投資なので優待化けは本当はボラ高くして邪魔説あるのだけど)

懸念リスク

・1期目ということでIPO前業績かさ上げリスクがある。

・表面にでていない約40万株のストックオプションリスク 15%ほどの希薄化

・芸能界系の変な人間関係依存リスク(実際にあるのかないのかわからないけど)

・無配ということで下値めどがない 時価総額60億を安いと自分は見たけど資産バリューとしてみると

資産価値5億+年間営利(のれん前)8億×4だと40億程度 1500円

のれんもみて6億x4だと30億程度で株価1000円

最悪そこまではありえなくはない数字。

・のれん前8億CFが大前提の数字なのでここが崩れると1000円割れ余裕である。

結論

主力銘柄としてPF10%までを投資限度額としてとりあえずPF4%を組み入れ。

11月14日の1Qを見て追加or撤退を決める。