低PBRの財務良い、だけでは延々低評価される、ということで見直しのきっかけが起こりそうなところを去年後半から物色。
その1つが日本乾溜
2020年2Q時で
流動資産 95億
固定資産 27億
負債総額 55億
ネットネット 40億 1株資産は1300円ほど
時価総額 30億程度で1株益が@120ていどでPER5ほど。
配当性は10%程度で還元一切ない感じでため込むだけだったのが20億ほどかけて売上20億営業益2億 純資産7億ほどのニチボーをM&A
これで
売上135~140億→160億程度まで
営業益(のれん償却除く)9億→11億
のれんが13億としても5~6年でペイなのでそこまで割高でもない。
のれんの償却が年2億として見かけ上の営業益もニチボー分の営業益だけでペイして、フリーキャッシュフローは税金分も考えると相当大きくなる。
償却が終わる5~6年後にはゼロ成長としても1株益が@120→180程度にはなる。
ということで@600程度でIN.
その後、順調に3Q上方修正が出て630円あたりで追加買いして650ほどまで↑ まではよかったのだけど4Q決算で来年度予想が売り上げ今期と同じ+営業益今期の半分
なんで?と思いよく見るとこの数年のこの会社の来期予想常にこんな感じ。
毎年予想の2~3倍の実績を上げてもまたそういう予想。
ついでに純益の予想は前の年の予想+1000万に必ずなってるという。
この予想で630円程度から530円程度まで下がり、売り買いの板は果てしなく薄く。
540あたりから追加でひろいつつホールド
1Qがでて
前期売上30億→44億
営業益1.3億→2.7億
流動資産 89億
固定資産 41億
負債総額 60億
粗利が5.7億→8.9億に
営業益が思ったよりものびてないのが管理費が4.4億→6.2億にあがったため。
のれんの償却費が5000万ほど(年2億ペース)
逆に言えばのれんの償却をこなして増益なっているのは予想以上に良い。
売上増加の理由はコロナ製品が売れて+3億 ニチボー分+それ以外で+11億
ニチボーの売り上げの偏在が不明だけどもこれで
2Q 売上50億+5億(ニチボー分)で55億 粗利11億 管理費6.5億で前期合計
売上100億 営業益 7.5~8億 1株益@110円ほどいくはず。
ここまではいい話題。
福岡銀行が優先株を子会社に譲渡。
日本乾溜で一番のリスクはこの優先株
パターン1 優先株200万株を増資分10億で償却→ホルダーには理想だけど福岡銀行の立場考えるとまずない。
パターン2 優先株200万株のうち8割の160万株を色を付けて(16億とか)で償却のち残り40万株→普通株120万株
この場合、ネットネットが13億+固定資産41億
株式総数630万株 仮に今期予想を自分の想定通りとすると純益で7億ほどで1株益@110円 1株資産は850円ほどに。
パターン3 優先株200万株→普通株600万株に転換
現在510万株なのでメイン銀行がそこまで乱暴なことをする可能性はかなり低いとは思うが。
その場合1株益は60円 1株資産は630円に
今回の譲渡で少なくともパターン1のバラ色未来は消えた。現在の手持ちからしてもメインバンクからすぐに転換や買取どうこうという話は出てこないと思うが頭には入れておきたい。