久々に銘柄研究
830円 時価総額85億円付近で買い始め、最低1200円の価値ありと1100以上で増やしたため単価1080円となり、現在930円付近の株価のため大きく含み損銘柄
中計最終年度の2027年に見直すため記録しておく。
2024.3決算時点
株価 950円 時価総額 100億円
流動資産 315億
有価証券(ほぼ上場株)128億
負債総額 274億
ネットネット 169億(1株資産価値1600円)
純資産 210億
売上 710億
営業利益9.3億
経常利益12億
純益 15億(有価証券利益10億あり)
2027.3を最終年度として中計をだしており
売上 770億 営業利益 18億 経常利益20億 純利益13億 ROE8%
説明会でのどうやって利益率をあげていくか、の目標方針も真摯な説明で簡単ではないが不可能ではない営業利益、と思わせる説明だったがここではROE8%について考えてみる
現在の配当やら利益やらで2027まで自社株買い、保有有価証券売却ないとすれば
ざっと自己資本220-225億になっているはず。ここでROE8%とするには純利益が17-18億必要。ざっと10億円分ほどの有価証券売却は必須。
ここで最終年度だけROE8%クリアすればいい、ならこれで終わるが、PBR1を目指す手段んとしてROE8%をとなると現在の自己資本を160億円ほどまで削る必要がある。配当性向100%にして80~100円配当にしても足りず、自社株買いなども併せる必要がある。
例えば所有する有価証券を50億円分売却して同額自社株買いをした場合、自己資本は210ー50=160億円となりROE8%が達成できる。
1株純資産は2000円なので自社株買いをすればするほど会社の価値はあがる。
仮に50億円1250円で400万株自社株買いをしたと仮定すると
売上770億 営業利益18億 純利益13億 純資産160億 ROE8%
1株純資産2460円 1株純利益200円 となる。
現在の950円 配当42円(今期35円:ROE8%を達成するには減配などしている余裕はないと思うが)
ほぼノーリスクで2027まで2倍化は最低ラインとしてみえそうだが。
PBR1以下銘柄が中計で改善をしようとしている状態は下値限定できっかけ次第で大化け、しなくてもじり上げの期待値高い。
リスク
車の塗装が大部分のため日本の車産業と一蓮托生の部分は大きく、認証でラインが止まっていることはマイナス
EV化で後れを取り生産台数が減少もマイナス
塗料卸というがあくまで自動車産業の下請けの位置が大きい。
中計のROEを守る、真摯に会社が目指すことが条件のため中計、そんなものあったね、という態度を取られると前提が一気に崩れる。ただしその場合でもリターンが低下するだけで下値は限られておりリスクは相当低いだろう。
なお政策保有株式売却+自社株買いによるPBR1とROE改善が狙いのため2027.3までの3年間の期限付き保有がとりあえずの基本戦略。